幸福実現党
Kōfuku Jitsugentō
(2006-)
幸福実現党は、宗教団体「幸福の科学」(1986年設立)の創始者である大川隆法(1956-2023)により2009年5月に結成された。「幸福の科学」創始者の大川はチャネリングによる死者との交信によって彼らの霊言を語ることができるとされ、日蓮、イエス・キリストといった歴史上の偉人、宗教家との交信を元とする霊言集を出版している。
幸福実現党は保守・反共主義の立場をとっており、公約には、9条改正による自衛隊の国防軍化、大統領制の導入、宗教に基づく政治・教育改革などを掲げている。公式ホームページには、党の公約や政策、また党員の紹介や選挙情報等が掲載されている。
幸福実現党が結党された2009年、同党は前文と16条からなる「新・日本国憲法試案」を発表した。前文を含め全17条となったのは、聖徳太子の十七条憲法に倣ったと見られる。この試案の特徴は、大統領制の導入、神仏の子としての国民の基本的人権の確認、防衛軍組織の明記などにある。