新しい歴史教科書をつくる会
Atarashii Rekishi Kyōkasho o Tsukuru Kai
新しい歴史教科書をつくる会(略称:つくる会)は、日本の若者に自国を誇る自信を持たせることを目的に、歴史教科書を作成している。同団体は、現在教育現場で使用されている主要な歴史教科書の中には、「旧敵国」によるプロパガンダが含まれ、歴史教育が日本人を「子々孫々まで謝罪し続けることを運命づけられた罪人の如く」にしていると批判している。
2015年、同会編集による歴史・公民の中学校用教科書が文部科学省による教科書検定に合格。「つくる会」は同教科書の採択推進運動を全国的に行っている。そのうち、歴史教科書は、東京裁判の公正性に疑問を投げかけ、南京大虐殺に関しては史実と異なるとして触れていない。また公民の教科書は、愛国心と、日本の市民社会における天皇の権威の重要性を説いている。