山口那津男
YAMAGUCHI Natsuo
1990年から1996年まで衆議院議員を、2001年より現在まで参議院議員を務めている。2009年より公明党代表の任にあった山口であるが、2024年9月、同月に告示予定の党代表選挙に立候補しないことを表明した。党代表の後任には石井啓一が無投票で選出され、山口は党の常任顧問に就任した。なお、その後、2024年10月に行われた衆議院議員総選挙における落選を受け石井が辞任、斉藤鉄夫が党代表に就任した。
山口は党代表として、憲法改正に関しては党が掲げる「加憲」の立場を支持していた(2019年演説)。公明党が提案する「加憲」とは、新しい人権や地方自治の拡大など、現憲法が制定された当時には想定されていなかった今日的な課題の解決のため、憲法を改正するのではなく、現行憲法に必要な条文を追加するという考え方である。