公明党

Kōmeitō

(1998-)

現在の公明党は、1998年に旧「公明党」(1964-1994)を母体とする「公明」と「新党平和党」の合併により発足した。両党はそもそもは旧「公明党」(1964-94)を源流としていた。1994年、旧「公明党」は「公明」と後に「新進党」と合流する「公明新党」に分裂。1997年に「新進党」が解散した後「新党平和党」が結成された。なお、旧「公明党」は宗教団体である創価学会を母体とする「公明政治連盟」(1961年結成)を前身とし、1964年に「公明党」として結党。1998年までの間再編を繰り返した後、1999年に自由民主党との連立政権に参加。公明党は自らを「中道」政党と位置づけている。

憲法改正議論については、加憲の立場を表明している。現行憲法の3つの原則である、国民主権、平和主義、基本的人権を尊重しつつ、21世紀の時代における新たな変化に合わせた変更を行うべきとしている。また、環境権やプライバシー権、地方自治について、新たに加えるべきと主張している。公明党は過去に憲法9条改正に反対の姿勢を示していたが、2014年、自民党作成の憲法改正草案に大筋で賛成。自民党が先行して憲法96条を改正すべきと主張する一方、公明党は、憲法96条の改正に先立ち、国民の間で慎重な議論が必要だと述べている。また公明党は、党の憲法調査会を設置し、メンバーや活動内容についてホームページ上で情報を公開している。