中曽根康弘世界平和研究所

Nakasone Yasuhiro Sekai Heiwa Kenkyūjyo

(旧:世界平和研究所)

中曽根康弘世界平和研究所は1988年に世界平和研究所として、国際問題に関する政策提言を行う目的で当時の防衛庁(現防衛省)、外務省、通産省を含む5省庁の連携の下、設立された。初代会長には内閣総理大臣を務めた中曽根康弘が就任した。2018年に中曽根の名前を冠し中曽根康弘世界平和研究所と改称、略称には「中曽根平和研究所」「NPI」が使用される。

2005年に発表された同研究所作成の憲法改正試案には、天皇の地位の元首としの規定、国民主権の記述の第1章への移行、自衛隊の防衛軍表記、外国人の人権への言及などが盛り込まれた。さらに同試案は、政教分離規定の限定化、社会を構成する基本的単位としての家庭の維持努力の明記、環境権やプライバシー権を含む新しい人権の追加、また憲法改正手続きの簡素化等も提案している。

 

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